大井沢の道智通
| 大井沢からの道智道は中村から下峠を越えて大江町の柳川に抜けるルートと、南進して萱野、中上、清水原、見附、根子を通って大江町との境にある地蔵峠を越えるルートの二つだ。後のルートについてはかなり知られるようになったので、判っているコースを紹介したい。まず、大井沢大日寺から南進して大江町との境の地蔵峠を越えた。山を降りるとそこは古寺の地で千眼寺南光院があり、休息をとる多くの行者がいたという。川を渡って金堀沢(ゴウロウ沢)沿いに南下すると標高730メートルの山毛欅(ぶな)峠に着いた。峠は朝日町との境でもありそこからは朝日登山道があって、そちらに向かう一行もあった。峠から降りて大沢沿いに南下すると比較的大きな川に出た。そこが木川であった。吊橋が架かってありそこを渡って対岸の山道に入れば急な坂道が続いていた。やがて平坦地に出るが萱野である。萱野から東へ行けば一つ沢の部落に出る道があった。平家の落人部落といわれてきたが定かではない。萱野から頭殿山(標高1203メートル)を右に見ながら一汗かいた所が白鷹町の境の茎の峯峠である。そこから日影を通って一気に下りれば朝日山信仰の登山口でもある黒鴨に着く。黒鴨をでて深山の天台宗寺院観音寺観音堂を左に見て鮎貝を目指せば、やがて道智上人が応永5年(1398)に開山した相応院(高岡観音)が見えてくる。相応院から飯豊町の恩徳寺までは道智上人開基の寺が多く見られるといわれている。近年中にもう一つのルートも歩いてみたいと思っている。 |
道智道の画像が見つかったら掲載します。 |